「失業のおかげで人情のありがたみがよくわかるようになった。友人もたくさんできて人間万事塞翁が馬である。」
塞翁が馬(さいおうがうま):
人生,幸せがいつ不幸の原因になるか分からないし,わざわいがいつ幸せの原因になるかわからない。
わざわいも悲しむに及ばず,幸せも喜ぶにはあたらないということ。
「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」ともいう。
『昔,中国北方の塞(とりで)の近くに住む老人の馬が胡(こ)の地方に逃げた。
人びとがなぐさめると,老人は「そのうちに福がくる」と答えた。
やがて,逃げた馬は胡のすばらしい馬を連れて帰ってきた。
人々が祝うと,今度は「これはわざわいのもとになる」と言った。
老人の息子が胡の馬に乗ったところ,落馬して足を折ってしまった。
人々が見舞うと,老人は「これが幸いのもとになるだろう」と答えた。
1年後に胡の軍隊が攻め込んで来て戦争となり,若者たちはほとんど戦死したが,
老人の子だけは足が不自由だったために兵役をまぬがれ,死なずにすんだという。』淮南子
(新明解故事ことわざ辞典)
考え方次第で幸せにも不幸にもなれるということである。
今日は「かんでんふれあいコンサート」ですばらしい演奏を聴かせていただいた。
バレンタインイブらしく愛のロマンス,太陽と愛,愛の賛歌..愛づくしであった。
仕事に追われコンサートなど縁遠かったが失業のおかげで幸せな気分になった。
まさに人間万事塞翁が馬である。
政治の矛盾をイジって暗澹(あんたん)な気分に逆戻りすることは今日は止めることにする。